スタブエンドは配管継手の1つで、ツバ付きの短管です。
フランジ接続において配管作業効率の向上に繋がります。
スタブエンドの特徴
- フランジとパイプは直接溶接しない
- フランジ単体は自由に回る
- 配管作業がしやすくなる
- 安価なフランジ材料が使用可能になる

スタブエンドとは?
スタブエンドは配管継手の1つです。
パイプの先端に溶接してフランジ接続の補助として使用します。
ラップジョイントとも呼ばれます。
形状
スタブエンドはパイプの片端にツバがついています。

使用の際はパイプの先端に溶接し、遊合形フランジ(ルーズフランジ)と組み合わせます。

特徴
一番の特徴は鋼管とフランジを直接溶接して接続しないことです。
そのためフランジ自体は自由に回転させることができます。
メリットとデメリット
スタブエンドを使うメリットとデメリットを解説します。
取り付けの作業性向上
一般的な方法として、パイプとフランジを溶接で直接接続する方法があります。
その場合はボルト穴の位置を合わせなければなりません。
パイプを回して位置調整できない状況では、溶接接続時にボルト穴の位置を調節しながら作業しなければなりません。
スタブエンドでは取り付け時にフランジだけを回せるため容易に取り付けできます。
相当な作業コストの削減に繋がります。
フランジに安価な材料が使用可能
例えば腐食性流体などを使用するため、配管の材質が高級であったとします。
通常はフランジの材質も配管の材質に合わせなければいけません。
スタブエンドを使用することでフランジ自体が流体と接触しなくなります。
スタブエンドのみを配管材質に合わせればフランジは安価な材質にすることができます。
フランジ材質の融通が利く
大口径になるほど高級材質のフランジは特注品になってしまう可能性があります。
その際はルーズフランジのみ高級材質にして、フランジは汎用品を使用することで解決できます。
部品コスト増加
スタブエンドを余計に用意しなければならないため部品コストは増加します。
一方で作業コストが下がるため、結果的に安価に抑えられることが多いです。
オススメ書籍
配管継手の寸法などJIS規格のデータがまとめられています。
デスクに置いておくと、すぐに確認できます。
石油化学・ガス処理・発電などプラント種別に応じた配管設計が詳しく解説されています。
経験者からしか聞くことができない化学プラントの配管設計方法を学ぶことができます。
関連して化学工学の基礎も載っています。