機械

ブルドン管圧力計の種類

ブルドン管圧力計は汎用性が高い圧力計として広く使われています。

ただし使用環境や流体によっては対応する圧力計を選択しなければなりません。

特殊環境でのブルドン管圧力計

  • 蒸気配管で使用:蒸気型+サイホン管
  • 高温環境で使用:耐熱型+サイホン管
  • 振動や脈動が発生:グリセリン封入型
  • 振動や脈動が発生(寒冷地):シリコン封入型
  • 固形分を含む(スラリー):ダイヤフラム型
  • 高粘度流体を使用:ダイヤフラム型
  • 凝固性流体を使用:ダイヤフラム型
  • 腐食性流体を使用:ダイヤフラム型

詳しい解説は目次から項目をクリックしてご確認ください。

高温環境で使用

通常の圧力計は50℃程度の環境でしか使用できません。

高温領域で使用する際には専用の圧力計が必要です。

蒸気型

蒸気型は、水蒸気の使用開始時に起きる一時的な高温状態に耐えます。

ただしあくまでも一時的な耐熱であり、使用温度は50℃程度までです。

通常は圧力計と主管の間にサイホン管(パイプサイホン)を取り付け蒸気が直接圧力計へ入らないようにします。

またサイホン管で冷却することで圧力計を保護します。

サイホン管(O型)

耐熱型

耐熱型は環境温度が80℃程度でも使用できます。

使用流体の温度に合わせてサイホン管も使用します。

振動・脈動環境で使用

振動や脈動が起きている場合は針が揺れて正しく読み取れません。

その際は圧力計に粘性の高い液を封入して針が振れるのを防ぎます。

また可動部の摩擦を減らして寿命を延ばす役割もあります。

グリセリン封入型

グリセリンは一般的に封入される液です。

ただし使用温度が0℃程度より下では使用できません。

シリコン封入型

シリコンは特に寒冷地での使用を目的とした圧力計で使用されます。

ただし金額はグリセリン封入型よりも高価になります。

スラリー、高粘度、凝固性、腐食性の流体を使用

ブルドン管は細い管であるため、管内の詰まりが起こりうる流体には使用できません。

スラリー(固形分を含むもの)や高粘度、凝固性、腐食性である流体にはダイアフラム型を使用します。

この形式ではブルドン管内には封入液が使われます。

ダイアフラムは隔膜を意味し、測定流体とブルドン管封入液を隔て圧力を伝達する役割があります。

腐食性の流体を使用する場合は、圧力計の材質を耐食性のものに変える方法もあります。

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