電気制御

測定精度を表すF.S.とrdgの違い

センサーや記録計など計測機器には「±〇.〇%F.S.」や「±〇.〇%rdg」といった測定精度の表記があります。

F.S.は測定最大値に対する誤差、rdgは現在の値に対する誤差を意味します。

今回はF.S.やrdgの違いについて解説します。

詳しい解説は目次から項目をクリックしてご確認ください。

フルスケールF.S.

F.S.はフルスケールを意味し、測定最大値や最大目盛値に対する誤差として表現します。

誤差自体は現在値に依存せず常に一定です。

一方で最大値に対して現在値が離れているほど誤差の影響は大きくなります。

例えば測定最大値が100、測定値が50だったとします。

その際±1.0%F.S.の場合は測定値50±1の誤差であることを意味します。

「F.S.」の他にも「f.s.」「f・s」「FS」「of fs」「span」など様々な表記方法があります。

フルスケールF.S.の誤差イメージ

リーディングrdg

rdgはリーディングを意味し、現在の値に対する誤差として表現します。

現在値が大きくなるほど誤差自体は大きくなります。

一方で現在値がどの値でも誤差の影響は一定です。

例えば測定値が1.0だったとします。

その際±1.0%rdgの場合は測定値1.0±0.01の誤差であることを意味します。

「rdg」の他にも「R.D.」「RD」「RS(リードスケール)」「of rdg」「of rate」など様々な表記方法があります。

リーディングrdgの誤差イメージ

ディジットdig

実はデジタルデータの場合は分解能を意味するディジットdig表記をします。

「±〇.〇%F.S.±〇dig」のようにF.S.やrdgに追加してdig表記する場合もあります。

例えば測定値の最小桁が小数第一位(0.1の位)だったとします。

その際±1digの場合は測定値±0.1の誤差、±5digの場合は測定値±0.5の誤差があることを意味します。

まとめ

今回はF.S.やrdgの違いについて解説しました。

プラントではコントロールバルブや流量計を選定する際によく目にすると思います。

少しでも参考になれば幸いです。

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