【一覧表】燃料の発熱量

2022年5月21日 広告

経済産業省が公開するエネルギー源別標準発熱量及び炭素排出係数の一覧を基に各種燃料の発熱量を一覧にしました。

公害防止管理者試験の参考になる値もピックアップして別途まとめています。

発熱量のポイント

  • 炭化水素は炭素数が多いほど発熱量は大きい
    (例)プロパン>エタン>メタン
  • 炭化水素の炭素数が同じであれば水素数が多いほど発熱量は大きい
    (例)エタン>エチレン
  • C重油>B重油>A重油
  • コークス>石炭(一般炭)
  • 重油>軽油>灯油>ガソリン

公害防止管理者の試験向け

公害防止管理者試験の「大気特論」では発熱量の大小関係を問われます。

関係する燃料のデータをまとめました。

一部、中央技研株式会社の値を参考にしています。

燃料計量単位標準発熱量(MJ / 計量単位)
水素m312.76
メタンm339.69
エタンm369.55
プロパンm398.99
エチレンm362.94
プロピレンm391.79
ナフサL33.31
ガソリンL33.36
灯油L36.49
軽油L38.04
A重油L38.90
B重油L40.40(参考値)
C重油L41.78
石炭(一般炭)kg26.08
コークスkg29.01
オイルコークスkg33.29
燃料ごとの発熱量(2018年度標準発熱量)
公害防止管理者試験について
大気1種勉強の参考サイト

発熱量一覧

石炭、石油、ガスの3種類に分けて発熱量をまとめました。

石炭、石炭製品

燃料計量単位標準発熱量(MJ / 計量単位)
輸入原料炭kg28.74
輸入原料炭(コークス用原料炭)kg28.88
輸入原料炭(吹込用原料炭)kg28.26
輸入一般炭kg26.08
輸入無煙炭kg27.80
コークスkg29.01
コークス炉ガスm318.38
高炉ガスm33.231
転炉ガスm37.528
燃料ごとの発熱量(2018年度標準発熱量)

原油、石油製品

燃料計量単位標準発熱量単位)
原油L38.26
NGL・コンデンセートL34.79
LPGkg50.08
ナフサL33.31
ガソリンL33.36
ジェット燃料油L36.30
灯油L36.49
軽油L38.04
A重油L38.90
B重油L40.40(参考値)
C重油L41.78
潤滑油L40.20
その他重質石油製品kg40.00
オイルコークスkg33.29
製油所ガスm346.12
燃料ごとの発熱量(2018年度標準発熱量)

ガス

燃料計量単位標準発熱量(MJ / 計量単位)
輸入天然ガス(LNG)kg54.70
国産天然ガスm338.38
都市ガスm339.96
燃料ごとの発熱量(2018年度標準発熱量)

参考資料

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