令和2年度 問8

我が国の一次エネルギー供給構造(2017年度統計)に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

  1. 一次エネルギー総供給に占める石油の割合は40%以下である。
  2. 一次エネルギー総供給に占める石炭の割合は30%以上である。
  3. 一次エネルギー総供給に占める天然ガスの割合は20%以上である。
  4. 一次エネルギー総供給に占める再生可能エネルギー(含む水力)の割合は10%以上である。
  5. 一次エネルギー総供給に占める原子力の割合は5%以下である。

解答解説

正答は2番です。

一次エネルギー国内供給に占める割合が一番高いのは石油です。東日本大震災とその後の原子力発電所の停止の影響で一時期上昇したものの、原発の再稼働や再生可能エネルギー利用により石油火力発電の割合は減少傾向にあります。

第6次エネルギー基本計画(令和3年10月)では、2030年度における国内の一次エネルギー需要の内訳を以下のように示しています。

  • 石油等:31%程度
  • 再生可能エネルギー:22~23%程度
  • 石炭:19%程度
  • 天然ガス:18%程度
  • 原子力:9~10%程度
  • 水素・アンモニア:1%程度

参考資料

エネルギー白書2022 エネルギー消費の動向
エネルギー白書2022 第1節 エネルギー需給の概要

www.enecho.meti.go.jp

エネルギー基本計画
エネルギー基本計画

www.enecho.meti.go.jp

2024年3月11日 広告

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