令和元年度 問30

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分子量10万のポリエチレンテレフタラートの重合度の範囲として、最も適切なものはどれか。ただし、各元素の原子量はC=12、O=16、H=1とする。

  1. 300~400
  2. 401~500
  3. 501~600
  4. 601~700
  5. 701~800



解答解説

正答は3番です。

重合度の計算は繰り返し単位から計算します。ポリエチレンテレフタラートはテレフタル酸(分子量166)とエチレングリコール(分子量62)より重合します。二つの分子量を合計すると228です。ポリエチレンテレフタレートは水2分子が脱水して重合するため分子量36(18×2)を引いて192です。

分子量10万のポリエチレンテレフタレートであるため重合度は100,000÷192=520程度になります。そのため選択肢3の501~600が正答です。

テレフタル酸
エチレングリコール

参考資料

【高校化学】「ポリエチレン系合成繊維」 | 映像授業のTry IT (トライイット)
5分でわかる!ポリエチレン系合成繊維

www.try-it.jp

2024年3月10日