図1、図2に示す反応器に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。これらの反応器で生じるA→Bの反応は、発熱的に進行する液相均一反応であり、反応速度は成分Aの濃度の一次として、次式のように表される。
反応式:A→B(発熱反応)
反応速度r=dCA/dθ=-kCA
CA:成分Aの濃度、k:反応速度定数、t:反応時間
- 槽型反応器では、槽内の成分の濃度を均一にできるので、同じ反応率を得るには、管型反応器より小さな容積でよい。
- 管型反応器では、成分Aの濃度は、入口から出口に向かって減少する。
- 管型反応器では、入口付近の除熱量を大きくしないと均一な温度とならない。
- 槽型反応器では、反応器内の成分Aの濃度は出口濃度と同じである。
- 槽型反応器では、混合が十分であれば、槽内の温度を均一に保つことができる。
解答解説
正答は1番です。