潤滑油は、使用目的に合わせて基油に添加剤を調合して製造される。添加剤の1つである粘度指数向上剤に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 温度変化に伴う潤滑油の粘度変化を低減する目的で使用される。
- 低温では基油の粘度をあまり上げないが、高温では低下する基油粘度を高めに維持する作用をする。
- 油溶性の高分子物質(ポリマー)で、分子量は数千から数十万である。
- 熱分解などにより分子がちぎれて小さくなり、粘度指数向上性能が低下する。
- 一般に高分子量のものほど低分子量のものに比べてせん断安定性が優れている。
解答解説
正答は5番です。