Excelで作れるグラフの種類と使い分け

プラントデータ活用/前処理と可視化前処理と可視化の3本目(全4本)公開更新広告

IoTで入手したデータを使って分析するためにグラフでの表現が必須となります。

Excelで作れる主なグラフの種類と使い分けを紹介します。

参考となるグラフは筆者が適当な数字をランダムに配列させて作成しています。
特に意味はありませんのでご了承ください。

この記事の内容
  1. 棒グラフ
  2. 円グラフ
  3. 折れ線グラフ
  4. 散布図
  5. レーダーチャート
  6. ヒストグラム
  7. 箱ひげ図
  8. 使用を避けたい3Dグラフ
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棒グラフ

月〜金の5日分について、要素1・2・3の値を3本ずつ並べた棒グラフ。棒の長さで値の大小を比べ、要素2の水曜日や要素1の火曜日が抜きんでている。
棒の長さで値の大小を比べる(例:要素1〜3の月〜金)

棒グラフは棒の長さで値の大小関係を可視化します。

どの数値が抜きんでているのかが視覚で簡単に判断できます。

積み上げ棒グラフ

月〜金の棒に要素1・2・3を積み上げた図。棒全体の高さが合計(142、181、130、152、134)、色の区切りが内訳で、上段の細かい差は読み取りにくい。
棒全体が合計、色の区切りが内訳。上の数字は合計

Excel上では「積み上げ縦棒」の名称で扱われます。

値の合計とその内訳を表すことができます。

しかし後述する円グラフと同様に細かい内訳を読み取ることはできません。

100%積み上げ棒グラフ

月〜金の棒をすべて100%の高さにそろえ、要素1・2・3の構成比を積み上げた図。合計の大きさは分からず、内訳の割合だけを日ごとに比べられる。
合計を100%にそろえ、構成比だけを比べる

Excel上では「100%積み上げ縦棒」の名称で扱われます。

ある値に対する内訳を概観するのに使用されます。

同様の役割で円グラフがありますが、100%積み上げ棒グラフの方が構成要素ごとの比較が行いやすくなっています。

円グラフ

要素1の月〜金の内訳を示す円グラフ。月曜日28%、火曜日42%、水曜日14%、木曜日5%、金曜日11%。扇の角度で割合を表す。
全体を100%とした内訳。割合の近い項目は角度で比べにくい

円グラフはある値に対する内訳を可視化します。

特に2つの事例(男女やYesNoなど)に対して効果的です。

ただし3つ以上の数値になるとグラフを見ただけでは割合が分からないため誤った捉え方をされる可能性があります。

可能な限り棒グラフでの表現をオススメします。

折れ線グラフ

月〜金の要素1・2・3を折れ線で結んだ図。要素1は火曜日にピークで以後低下、要素2は水曜日と金曜日が高く、要素3は木曜日にピークをもつ。
点をつないだ線の傾きで、時間に伴う変化を読む

折れ線グラフはある変化に対する数値の変化量を可視化します。

折れ線グラフの形から変化の傾向を見出すことができます。

特に時系列データとの相性が非常に良いです。

面グラフ

月〜金の要素1・2・3を積み上げた面グラフ。一番上の線が合計の推移で、色の面の厚みがそれぞれの内訳の推移を表す。
一番上の線が合計の推移、色の厚みが内訳の推移

軸と折れ線で囲まれた領域を色塗りして表現します。

各要素ごとの比率や推移をみることができます。

あまり使用頻度は高くないです。

全体量の増加具合とその増加要因を一度に見るのに適しています。

例えば「世界の電気自動車における生産台数の推移と内訳」などが1つのグラフで表現できます。

散布図

横軸が要素x、縦軸が要素yの散布図。17個の点が右上がりに散らばり、近似直線も右上がりで、xが大きいほどyも大きい傾向を示す。
1点が1組の (x, y)。点の並びと近似直線で関係を見る(例)

2つの変数に対して2次元的にデータ分布をみることができます。

変数間の相関関係を見る時にも使用されます。

バブルチャート

横軸が要素x、縦軸が要素yで、点の位置に加えて円の大きさで3つ目の変数を表すバブルチャート。円が重なると読みにくくなる。
位置が (x, y)、円の大きさが3つ目の値(例)

散布図とは違い3変数に対して1つのグラフ内でデータ分布をみることができます。

3変数目は散布図のプロットサイズによって比較されます。

上手くプロットが分散していれば非常に良いのですが、プロット間の重なりが多すぎる場合は見づらくなってしまいます。

レーダーチャート

月〜金の5つの軸をもつレーダーチャート。要素1の値(66、99、33、13、27)を軸上に取って結んだ形で、火曜日の方向だけ大きく伸びている。
各軸が1つの項目。値を結んだ形で特性を比べる(外周が100)

対象に関する5つ以上のデータに対しての特性を1つのグラフで表すことができます。

複数並べることで形状を見るだけで大まかな分類をするときに有用です。

ヒストグラム

0〜100を10ずつに区切り、区間ごとの件数を棒で示したヒストグラム。50〜60の区間が最も多く、その前後に山が広がる。
区間ごとの件数。山の位置・数・広がりが見える(例)

ある集合の数を一定数間隔で区切り、その区切りごとにデータの数をプロットしたグラフです。

各データの分布を確認することができます。

同様にデータ分布が確認できる箱ひげ図との違いは分布の山の形(山の数や大きさ)が分かりやすい点です。

Excelのバージョン2016以降は標準のグラフ作成ツールが付いているため簡単に作成できます。

それ以前のバージョンではアドイン「データ分析」をオンにすることで作成できるようになります。

箱ひげ図

要素a〜dの4群の箱ひげ図。箱は第1〜第3四分位数、緑の線は中央値、ひげは最小値と最大値。群ごとに箱の高さと位置が違う。
箱が中央の50%、ひげが最小〜最大。群ごとのばらつきを比べる(例)

ヒストグラムと同様にデータの分布を確認することができます。

特に箱ひげ図では複数のデータ間のバラツキを比較しやすいことが特徴です。

Excelのバージョン2016以降は標準のグラフ作成ツールが付いているため簡単に作成できます。

残念ながらそれ以前のバージョンではアドインもないため棒グラフから自力で作成するしかありません。

使用を避けたい3Dグラフ

Excelのグラフに3D機能を持たせたグラフも複数あります。

見た目がカッコ良いので使用したくなりますが、できる限り使うことを避けましょう。

3Dグラフでは遠近法により本来小さいはずのデータが大きく見える場合もあります。

数値データを見やすくするというグラフ本来の目的を逸脱しており、使用しているグラフは何か隠していないか疑っても良いくらいです。

有名なものでは予備校の合格者数の表示が挙げられます。

使用することは悪ではなく、あくまでも相手に正しく伝えられるような使い分けをしましょうという話です。

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