平成29年度 問20

水溶液電解で析出させることが困難な金属は融解塩(溶融塩)電解が行われるが。融解塩(溶融塩)電解を利用して工業生産されている金属の組合せとして、最も適切なものはどれか。

  1. ニッケル、ケイ素
  2. 亜鉛、鉛
  3. ナトリウム、マグネシウム
  4. アルミニウム、銀
  5. クロム、チタン

解答解説

正答は3番です。

アルカリ金属(例:ナトリウム、カリウム)やアルカリ土類金属(例:マグネシウム)は、水溶液中で電気分解すると水が先に反応してしまうため、結晶を加熱融解して行う溶融塩電解が適しています。

アルミニウムなどの金属は、通常の還元法(水素還元や炭素還元)では還元が困難です。アルミニウムの場合、酸化アルミニウム(アルミナ)を氷晶石と混合して溶融し、電解還元によって金属アルミニウムを得ます。

参考資料

【高校化学】「アルカリ金属の単体の製法」 | 映像授業のTry IT (トライイット)
5分でわかる!アルカリ金属の単体の製法

www.try-it.jp

【高校理論化学】融解塩電解(溶融塩電解)(ナトリウムNa、アルミニウムAlの精錬) | 受験の月
融解塩電解(溶融塩電解)(ナトリウムNa、アルミニウムAlの精錬)

examist.jp

2024年3月10日 広告

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