セラミックスの応用製品と典型的な材料についてのA~Eの記述のうち、不適切なものの組合せはどれか。
- 高温超電導体:チタン酸バリウム
- 光シャッター:ランタン添加チタン酸ジルコン酸鉛
- 人工骨:水酸アパタイト
- バリスタ:酸化亜鉛
- 発熱体:二酸化ケイ素
選択肢
- A、B
- A、E
- B、C
- C、D
- D、E
解答解説
正答は2番です。
高温超電導体となるセラミックスは銅や鉄を含む酸化物が代表的です(A)。問にあるチタン酸バリウムは積層セラミックコンデンサの材料などに用いられます。
発熱体となるセラミックスはNi-CrやSiCなどの材料が代表的です(E)。問にある二酸化ケイ素はシリコーンの原料となります。
ちなみにDのバリスタとはバリアブルレジスタの略で、可変抵抗器です。電流が大きくなると電気抵抗が急激に大きくなる酸化亜鉛の性質を利用して、大電流が流れるのを防止しています。
参考資料
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高温超伝導体:エネルギー革命の可能性を秘めた夢の材料
solid-mater.com
-
チタン酸バリウム
www.todakogyo.co.jp
-
抵抗発熱体
www.ceramic.or.jp
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シリコーンについて
nissili.co.jp
-
電力用バリスタ
www.ceramic.or.jp