我が国のカーボンニュートラルに向けた取組に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 2020年、当時の菅義偉内閣総理大臣は、我が国が2050年までにカーボンニュートラルを目指すと宣言した。
- 2021年、菅総理大臣は、2030年度の温室効果ガス排出を2013年度から46%削減することを目指すと表明した。
- 46%という温室効果ガスの削減率は、パリ協定において我が国の義務として与えられたものである。
- 我が国が排出する温室効果ガスのうち、大部分は二酸化炭素である。⑤
- 二酸化炭素の排出を減らすため、石炭火力発電のうち非効率とされた方式は、大きな見直しを迫られている。
解答解説
正答は3番です。
パリ協定では、各国に特定の削減率を義務付けていません。代わりに、各国が自主的に決定する国別目標(NDC)を設定し、提出することを求めています。
46%という削減目標は、2021年4月に菅義偉首相(当時)が自主的に表明したものです。これは日本政府が独自に決定した目標であり、パリ協定によって義務付けられたものではありません。
参考資料
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菅首相、所信表明で「2050年に温室効果ガス排出ゼロ」を宣言
solarjournal.jp
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温室効果ガスの削減目標及び緊急事態宣言等についての会見
www.kantei.go.jp