令和4年度 問28

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気体の状態方程式に関する次の記述の、【 】に入る語句の組合せとして、最も適切なものはどれか。

 理想気体の圧力-容積-温度(PVT)関係は PVm=RT で表せる。(P:圧力、Vm:気体のモル体積、R:気体定数、T:絶対温度)これに対し、実在気体のPVT関係は圧縮因子Zを導入して PVm=ZRT で表せる。一般に高圧では【 A 】であり、中間的な圧力ではほとんど【 B 】、非常に低い圧力ではZ≃1をとる。
 この実在気体の挙動を式でしたものがファンデルワールスの状態方程式

$$ \left(P+\frac{a}{V_m^{2}}\right)\left(V_{m}-b\right)=RT$$

である。aとbがファンデルワールスパラメーターであり、aは分子間の【 C 】相互作用の強さを、bは【 D 】相互作用の強さを表している。これらの値は各気体の【 E 】から求めることができる。

選択肢ABCDE
1Z > 1Z < 1反発力引力三重点
2Z > 1Z < 1引力反発力臨界定数
3Z < 1Z > 1反発力引力臨界定数
4Z < 1Z > 1引力反発力三重点
5Z > 1Z < 1反発力引力臨界定数



解答解説

正答は2番です。

2024年3月11日