令和元年度 問21

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金属精錬法に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

  1. Cuは黄銅鉱を溶練炉内で硫化銅(Ⅰ)とし、転炉内で空気を吹き込んで燃焼させる。
  2. AIはボーキサイトを直接融解し、電気分解する。
  3. Mgはマグネサイトを酸化物に変えてから、高温で一酸化炭素還元する。
  4. Niはニッケル鉱を酸化物に変えてから、高温で炭素還元する。
  5. テルミット法はAlの強い還元性を利用して金属の精錬を行う方法である。



解答解説

正答は3番です。

マグネシウムはドロマイトを酸化物に変えてから還元します。

銅は1番の反応で黄銅鉱から粗銅が得られます。更に粗銅と純銅をそれぞれ電極に用い電気化学的に粗銅から純銅を得ます。

参考資料

銅の工業的製法「粗銅の精製・電解精錬」(仕組み・陽極泥・反応式など) | 化学のグルメ
銅の工業的製法「粗銅の精製・電解精錬」(仕組み・陽極泥・反応式など)

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【高校化学】「アルミニウムの精錬」 | 映像授業のTry IT (トライイット)
5分でわかる!アルミニウムの精錬

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2024年3月10日