令和元年度(再試験) 問7

広告を含みます

核磁気共鳴(NMR)に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  1. メチレンシクロヘキサンのヒドロホウ素化-酸化反応の生成物として考えられるシクロヘキシルメタノールと1-メチルシクロヘキサノールの2つの化合物は1H-NMRスペクトル測定により識別することができる。
  2. アルキニル水素(-C≡C-H)とビニル型水素(>C=C(H)-)の1H-NMRスペクトルにおける化学シフト値(δ)を比較すると、アルキニル水素の方が低磁場側に出現する。
  3. フッ素19(19F)やリン31(31P)の原子核は核スピンを持たないが、奇数個の陽子を持つ
  4. p-ブロモアセトフェノンは分子中に8個の炭素原子を持っているため、13C-NMRスペクトルにおいて8本の吸収線を示す。
  5. エナンチオトピックなプロトンは異なるNMR吸収を示す。



解答解説

正答は1番です。

2024年3月10日