令和元年度(再試験) 問21

金属酸化物には酸性酸化物、塩基性酸化物、及び両性酸化物がある。次のうち、両性酸化物の組合せとして、最も適切なものはどれか。
(A)Al2O3(B)SeO3(C)CaO(D)Na2O(E)SnO2

  1. A、E
  2. D、E
  3. B、C
  4. C、D
  5. A、B

解答解説

正答は1番です。

酸性酸化物は水と反応して酸を生成し、塩基と反応して塩を形成する特徴があります。対して塩基性酸化物は水と反応して塩基を生成し、酸と反応して塩を形成します。両性酸化物は酸とも塩基とも反応して塩を生成する酸化物です

一般に、金属元素の酸化物は塩基性酸化物に、非金属元素の酸化物は酸性酸化物に分類されます。金属元素と非金属元素の境界付近に位置する元素、つまり周期表の中央付近に位置する元素(Al, Zn, Sn など)の酸化物が両性酸化物になる傾向があります

問題中の金属酸化物も含め、いくつか分類の例を示します。

酸性酸化物:SiO2、SeO3
塩基性酸化物:MgO、Na2O、CaO
両性酸化物:Al2O3、BeO、SnO2

参考資料

酸性酸化物・塩基性酸化物・両性酸化物(違い・見分け方・一覧・反応など) | 化学のグルメ
酸性酸化物・塩基性酸化物・両性酸化物(違い・見分け方・一覧・反応など)

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2024年3月10日 広告

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