ペロブスカイト型構造とその関連物質に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- ペロブスカイトはチタン石(CaTiO3)として天然に産出する。
- ペロブスカイトの結晶構造では、Ca2+とO2-が立方最密充填構造を形成し、Ca2+が頂点位置を、O2-が面心位置をそれぞれ占め、その体心位置にTi4+が配置されている。
- ペロブスカイト型構造を持つ化合物は立方晶とは限らずに、正方晶、斜方晶、菱面体晶などの歪んだものも多い。
- BaTiO3等のペロブスカイト型構造を持つ物質の多くは、強誘電体であると同時に、圧電性、焦電性などを示し、電子材料として重要である。
- Pb(Zr, Ti)O3はPbTiO3のTi4+の位置が規則的にZr4+に置換された結晶である。
解答解説
正答は5番です。