令和元年度(再試験) 問16

次の高分子のうち、生分解性が最も乏しいものはどれか。

  1. ポリヒドロキシ酪酸
  2. ポリメタクリル酸メチル
  3. ポリ(L-乳酸)
  4. ポリカプロラクトン
  5. ポリブチレンスクシネート

解答解説

正答は2番です。

ポリメタクリル酸メチルは合成高分子であり、自然界に存在する微生物によって分解されにくい構造を持っています

代表的な生分解性プラスチックはポリ乳酸(PLA)です。

L-乳酸の構造式

多くの生分解性プラスチックは脂肪族ポリエステルです。そのためポリエチレンテレフタレートなどとの代替として注目されています。

以下が生分解性プラスチックの例です。

  • ポリ(L-乳酸)
  • ポリヒドロキシ酪酸
  • ポリカプロラクトン
  • ポリブチレンスクシネート(サクシネート)
  • ポリグリコール酸
  • ポリ[(R)-3-ヒドロキシブチラート]

参考資料

【PLUS MIRAI ウェビナー】植物由来かつ生分解性を持つバイオプラスチック、ポリ乳酸(PLA)の基礎知識 | 素材を知る| PLAS MIRAI+ プラスチック業界が目指したい持続可能な未来を共に考え、共に創る「場」
植物由来かつ生分解性を持つバイオプラスチック、ポリ乳酸(PLA)の基礎知識

www.mitsui-plastics.com

2024年3月10日 広告

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