石油の物理的性質に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- ノルマルパラフィンの沸点は、同じ炭素数のイソパラフィンの沸点より高い。
- ノルマルパラフィンの融点は、同じ炭素数のイソパラフィンの融点より高い。
- ノルマルパラフィンの粘度は、同じ炭素数のイソパラフィンの粘度より低い。
- 石油の比熱は、組成によってあまり変わらず、温度の上昇とともに大きくなる。
- 石油の総発熱量は、密度が大きいほど小さくなる。
解答解説
正答は3番です。
イソパラフィンは同じ炭素数のノルマルパラフィンより粘度が低くなります。対してナフテン環や芳香環の場合は粘度が高くなります。
直鎖アルカンの場合、炭素数が増えるほど、分岐が多いほど沸点や融点が低くなります。これは分子間の相互作用が影響しており、より密な構造を取れる分子であるほどファンデルワールス力が大きくなるためです。
参考資料
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石油の組成と性質
www.eneos.co.jp
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アルケンの特徴②
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