石油精製で利用される改質装置(リフォーマー)に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 重質ナフサを原料として、触媒反応により高オクタン価の改質ガソリン(リフォーメート)が得られる。
- 基礎化学原料となるベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族製造装置としての位置づけを有する。
- 改質触媒として白金の他にレニウムなどの第二の金属を併用したバイメタル触媒が主に使用されている。
- 反応温度を上げると、芳香族分が増加し、オクタン価は高くなり、ガソリンの収率も高くなるが、触媒表面のコーク析出量が増加し、触媒寿命が短くなる。
- 反応圧力を下げると、ガソリンの収率は高くなり、オクタン価も向上するが、触媒表面にコークが付着しやすくなり、触媒寿命が短くなる。
解答解説
正答は4番です。