金属酸化物には酸性酸化物、塩基性酸化物、及び両性酸化物がある。次のうち、酸性酸化物はどれか。
- MgO
- Al2O3
- BeO
- SiO2
- Na2O
解答解説
正答は4番です。
酸性酸化物は水と反応して酸を生成し、塩基と反応して塩を形成する特徴があります。対して塩基性酸化物は水と反応して塩基を生成し、酸と反応して塩を形成します。両性酸化物は酸とも塩基とも反応して塩を生成する酸化物です。
一般に、金属元素の酸化物は塩基性酸化物に、非金属元素の酸化物は酸性酸化物に分類されます。金属元素と非金属元素の境界付近に位置する元素、つまり周期表の中央付近に位置する元素(Al, Zn, Sn など)の酸化物が両性酸化物になる傾向があります。
問題中の金属酸化物も含め、いくつか分類の例を示します。
酸性酸化物:SiO2、SeO3
塩基性酸化物:MgO、Na2O、CaO
両性酸化物:Al2O3、BeO、SnO2
参考資料
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酸性酸化物・塩基性酸化物・両性酸化物(違い・見分け方・一覧・反応など)
kimika.net