水素に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 現在、我が国における水素の工業的製造は水の電気分解が主流である。
- 水素は、強い陽性の金属と反応する場合は負イオンとなる。
- 水素には、水素:1H、重水素:2H(ジュウテリウム:D)、三重水素:3H(トリチウム:T)の質量数の異なる3種の同位体が存在する。
- 重水は、水を電気分解すると残部にやや多く残る特性を利用して、水の電気分解を繰り返してつくる。
- アンモニアを合成するハーバー・ボッシュ法では、未反応の水素はリサイクルして使用する。
解答解説
正答は1番です。
日本を含む世界の大部分の地域では、水素の工業的製造は主に天然ガスや石油などの化石燃料から行われています。特に、天然ガスに含まれるメタンを水蒸気と反応させて水素と二酸化炭素に分離する「水蒸気改質法」が広く利用されています。
参考資料
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次世代エネルギー「水素」、そもそもどうやってつくる?
www.enecho.meti.go.jp