平成23年度 問20

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溶融塩電解に関する次の記述の、【  】に入る語句の組み合わせとして、正しいものはどれか。

 イオン結晶からなる金属塩を加熱溶融すると、粘度が低く導電率の高いイオンの動き易い液体になる。適当な電極を用い電圧を加えると、イオンの移動によって電気が流れ、両極で電気化学反応が起こって金属が水溶液電解の場合と同様に析出してくる。これを利用して水溶液から電解析出させることのできない【 A 】などの金属や、【 B 】しにくい金属を電解採取したり、あるいは電解精製する製錬法を溶融塩電解という。
 溶融塩電解を行ったとき各電極で発生又は析出する物質の量は、水溶液の場合と同じようにファラデーの【 C 】の法則が成り立つ。例えば、塩化マグネシウムの溶融塩を単極で電気分解する場合、電流1,000 Aを1時間流したとき電流効率が80%なら約【 D 】gのマグネシウムと約【 E 】gの塩素が得られる。(マグネシウムの原子量は24.3、塩素の原子量は35.5、ファラデー定数は9.65×104 C/molとする。)

選択肢
1ナトリウム水素あるいは炭素で還元誘導360530
2アルミニウム水素あるいは炭素で還元電気分解7201,060
3アルミニウム酸素あるいは水で酸化電気分解7202,120
4ナトリウム水素あるいは炭素で還元電気分解3601,060
5亜鉛酸素あるいは水で酸化誘導180180



解答解説

正答は4番です。

2024年3月9日