液晶高分子に関する次のA~Eの記述のうち、誤っているものの組合せはどれか。
- 液晶高分子は、メソゲンのつながり方により、主鎖型、側鎖型、及び複合型に分類される。
- リオトロピック液晶高分子は、溶液中で液晶性を発現し、高強度ファイバーの開発に適している。
- ポリアリラート(ポリアリレート)の多くは融点が高いので、芳香環への置換基の導入や芳香環間への屈曲性スペーサーの導入などにより融点を低下させて、サーモトロピック液晶高分子として用いられる。
- 全芳香族ポリアミドは、主としてサーモトロピック液晶高分子として利用する。
- コンピューターやテレビの表示材料の多くはリオトロピック液晶高分子である。
選択肢
- A、B
- A、C
- B、D
- B、E
- D、E
解答解説
正答は5番です。
Dの全芳香族ポリアミドは通常リオトロピック液晶として利用されることが多いです。
Eのコンピューターやテレビの表示材料には低分子液晶が使用されており、リオトロピック液晶高分子ではありません。
液晶高分子の分類方法にはいくつか種類があります。
- メソゲンのつながり方による分類
- 液晶性の発現方法による分類
- 分子の形状による分類
- 液晶相の構造による分類
参考資料
-
機能性液晶高分子
www.tytlabs.co.jp