平成28年度 問6

次の記述の【 】に入る語句の組合せとして、最も適切なものはどれか。

天然に存在するタンパク質の多くは、通常【 A 】体の立体配置を有している【 B 】種のアミノ酸から構成されている。こうしたタンパク質の特徴的な立体構造には、【 C 】構造やらせん型のαヘリックス構造が知られており、【 D 】結合が重要な役割を果たしている。これらはタンパク質の【 E 】構造と呼ばれている。

選択肢ABCDE
1D40βプリーツシートアミド一次
2D20アモルファスアミド二次
3L20βプリーツシートアミド一次
4L20βプリーツシート水素二次
5L40アモルファス水素一次

解答解説

正答は4番です。

タンパク質を構成するアミノ酸は通常L体の立体配置を持っています。このアミノ酸の結合順序を一次構造と呼びます。

結合したアミノ酸はβシート構造やαヘリックス構造をとり、タンパク質の二次構造と呼ばれています。

これらの特徴的な構造は、タンパク質が機能を発揮する上で重要な役割を果たしています。二次構造はさらに折りたたまれて三次構造を形成し、タンパク質の最終的な立体構造を決定します。

更に三次構造を形成したポリペプチド鎖が複数個会合して、1つの分子になる場合があり、四次構造と呼ばれます。

参考資料

タンパク質の一次構造・二次構造(αヘリックス/βシート)・三次構造・四次構造 | 化学のグルメ
タンパク質の一次構造・二次構造(αヘリックス/βシート)・三次構造・四次構造

kimika.net

2024年3月10日 広告

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