令和4年度 問33

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吸収塔で、液流量Z[kmol/h]のアミン水溶液により、流量G=10 kmol/hの燃焼ガス中の10%CO2(yB=0.10)を2%濃度(yT=0.02)まで低減する。ここでyとxはそれぞれガス中及び吸収液中のCO2モル分率とし、添え字Tが塔頂、Bが塔底を示す。また、塔まわりのCO2物質収支は次式で表せるものとする(下図参照)。
 L(xB-xT)=G(yB-yT)(1)
ただし、LとGは塔内で一定と近似でき、xT=0である。気液平衡関係はy=1.42xとすると、この操作の最小液流量Lminは、塔底で気液平衡となる条件:
 yB=1.42xB(2)
及び、式(1)から求められる。実際の液流量Lを最小液流量Lminの2.0倍で操作したとき、最も近いxBの値はどれか。

図 吸収操作
  1. 0.015
  2. 0.035
  3. 0.04
  4. 0.07
  5. 0.08



解答解説

正答は2番です。

2024年3月11日