令和4年度 問20

イソプレンを重合して得られるポリイソプレンの分子構造には、いくつかの種類がある。このうち、主鎖が屈曲して分子間力がはたらきにくいため分子が動きやすい状態にあり。良好なゴム弾性を示すものは次の図のうちどれか。

解答解説

正答は2番です。

イソプレンは2-メチル-1,3-ブタジエンです。

イソプレンの構造

天然ゴムのポリイソプレンは全てシス型でゴム弾性を示します。対し全てトランス型の場合はグッタペルカと呼ばれ、ゴム弾性は示しません。

シス型は折れ曲がり構造であるため分子鎖が伸びやすくなっています。伸びた分子鎖は加硫による架橋構造の影響で元の形状に戻ります。これがゴム弾性の原理です。

参考資料

Bootstrap 101 Template
ポリイソプレン(天然ゴム)

www.jikkyo.co.jp

2024年3月11日 広告

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