令和4年度 問16

100%非晶質高分子の体積(V)、熱膨張係数(α)、弾性率(G)が温度(T)に対して変化する様子を定性的に示した図として、最も適切な組合せはどれか。なお、図中のTgはガラス転移温度を示している。

選択肢VαG
1
2
3
4
5

解答解説

正答は1番です。

非晶性ポリマーは結晶性ポリマーと違い融点Tmがありません。

  • 体積(V): ガラス転移温度を超えると、体積は急激に増加します。したがって、図(ア)が適切です。
  • 熱膨張係数(α): ガラス転移温度を超えると、熱膨張係数は増加します。したがって、図(ウ)が適切です。
  • 弾性率(G): ガラス転移温度を超えると、弾性率は急激に低下します。したがって、図(オ)が適切です。

参考資料

エンプラ技術連合会|製造者および輸入販売業者の業界団体
結晶性と非晶性

enpla.jp

http://www.ando-cap.mac.titech.ac.jp/Book_12/Polymer_Basics.pdf
エンジニアリングプラスチックの基礎

www.ando-cap.mac.titech.ac.jp

2024年3月11日 広告

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