令和3年度 問18

広告を含みます

次の文章の【 】に入る語句の組合せとして、最も適切なものはどれか。

 エチレンを高圧下でラジカル重合すると連鎖移動を起こすため長鎖分岐構造を有する【 A 】ポリエチレンが得られる。これは包装用シートやゴミ袋などフィルムとしての使用が多い。一方、TiCl4とAlEt3からなる【 B 】触媒を用いると常温常圧下でエチレンの重合が進行し、【 C 】ポリエチレンが生成する。これは分岐構造をほとんど含まない直鎖状の構造を持っているため【 D 】が高く、耐熱性や耐薬品性、絶縁性が高いなど特徴を持っている。また、【 B 】触媒によりエチレンと1-ブテンや1-ヘキセンなどのα-オレフィンとの共重合を行うと、短い分岐鎖を持つ【 E 】ポリエチレンが得られる。これは柔軟性と強靭性を合わせ持つためフィルム、チューブ、ホースなどの分野で用いられている。

選択肢ABCDE
1低密度チーグラー線状高密度非晶性超高分子量
2低密度チーグラー高密度結晶性直鎖状低密度
3高圧法カミンスキー低圧法結晶化度分岐性低密度
4高密度チーグラー中圧法結晶性直鎖状低密度
5高密度メタロセン高密度融点超高分子量



解答解説

正答は2番です。

2024年3月11日