次の(A)~(C)の液晶性高分子に関する1~5の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (A)は主鎖型液晶ポリマーに分類される。
- (B)はサーモトロピック液晶ポリマーに分類される。
- (B)は溶液中で液晶性を発現し、高強度・高弾性率の繊維として用いられる。
- (C)は側鎖型液晶ポリマーに分類される。
- (A)は非直線性分子を結合することで融点が下がるように工夫されている。
解答解説
正答は2番です。
(B)は芳香族ポリアミド(アラミド)です。耐熱性が高く、サーモトロピック液晶ポリマーではなくリオトロピック液晶ポリマーです。サーモトロピック液晶ポリマーには例えばポリエステル系があります。
液晶高分子の分類方法にはいくつか種類があります。
- メソゲンのつながり方による分類
- 液晶性の発現方法による分類
- 分子の形状による分類
- 液晶相の構造による分類
参考資料
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機能性液晶高分子
www.tytlabs.co.jp
-
低分子液晶から高分子液晶へ
www.jstage.jst.go.jp