平成30年度 問30

蒸留塔の供給液流量F、その気液比q ((1-q):蒸気、q:液)、留出液流量D、缶出液流量W、還流比Rとする。濃縮部、回収部の気液流量は変化しないものとして、リボイラで発生する蒸気量V’は次のうち、最も適切なものはどれか。

  1. R+(F/q)-W
  2. R+qF+W
  3. R+(F/q)+W
  4. RD+qF-W
  5. RD+(1-q)F+W

解答解説

正答は4番です。

還流量をLとすると、還流比R=L/DであることからL=RDです。

供給液量Fの気液比がq ((1-q):蒸気、q:液)であることから、供給後の塔下部へはqFの液が流れ、塔上部へは(1-q)Fの蒸気が流れます。

蒸留塔全体の物質収支を求めると、F=D+Wとなります。リボイラ部分の物質収支を求めると、V’+W=RD+qFとなります。

よってV’=RD+qF-Wです。

2024年3月10日 広告

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