次の記述の【 】に入る語句の組合せとして、最も適切なものはどれか。
高分子の重合は、【 A 】と【 B 】に分けられる。【 A 】は重合開始剤より成長活性種を生成し、この活性種のモノマーに対する連鎖的な攻撃により進行し、ビニルモノマーの重合する【 C 】と環状モノマーが開環して重合する【 D 】がある。【 B 】には【 E 】や重付加がある。【 A 】では反応率の低い段階から高分子量の化合物が得られるのに対し、【 B 】では、反応率が高くなってはじめて高分子量のポリマーが生成する。
選択肢 | A | B | C | D | E |
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1 | 連鎖重合 | 逐次重合 | 重縮合 | 付加重合 | 開環重合 |
2 | 逐次重合 | 連鎖重合 | 付加重合 | 開環重合 | 重縮合 |
3 | 連鎖重合 | 逐次重合 | 開環重合 | 重縮合 | 付加重合 |
4 | 逐次重合 | 連鎖重合 | 重縮合 | 付加重合 | 開環重合 |
5 | 連鎖重合 | 逐次重合 | 付加重合 | 開環重合 | 重縮合 |
解答解説
正答は5番です。
連鎖重合は、重合開始剤から成長活性種を生成し、この活性種がモノマーに対して連鎖的に攻撃することで進行します。付加重合や縮合重合、開環重合が該当します。
逐次重合は、2官能性モノマーが互いに反応して結合を繰り返すことで進行します。重縮合や重付加が該当します。
連鎖重合では反応率が低い段階から高分子量の化合物が得られるのに対し、逐次重合では反応率が高くなってはじめて高分子量のポリマーが生成します。
活性部位が失活しづらく停止段階・連鎖移動がない連鎖重合はリビング重合と呼ばれます。
参考資料
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重縮合/重付加
www.djklab.com
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連鎖反応
www1.meijo-u.ac.jp