平成26年度 問3

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核磁気共鳴(NMR)スペクトルに関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

  1. 一般的なNMRスペクトル測定の内部標準としてテトラメチルシランがよく用いられる。
  2. フッ素19(19F)やリン31(31P)の原子核は核スピンを持たないが、奇数個の陽子を持つ核なので、NMRスペクトル装置で検出できる。
  3. NMRスペクトルの化学シフト値は「観測されたシグナルと標準物質のシグナルとの振動数差(Hz)」を「分光器の振動数(MHz)」で割った値で、単位はppmである。
  4. トルエンの1H-NMRスペクトルでは、フェニル基プロトンのシグナルはメチル基プロトンのシグナルより低磁場側に出現する。
  5. 酢酸メチルの13C-NMRスペクトルでは、メチル基プロトンのシグナルが2重の一重線として観測される。



解答解説

正答は2番です。

2024年3月10日