次の(A)~(E)の化合物の紫外・可視吸収スペクトルを測定したとき、λmaxの値が最も大きいものと最も小さいものの組合せはどれか。
選択肢 | λmaxの値が最も大きい | λmaxの値が最も小さい |
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1 | C | A |
2 | D | B |
3 | C | B |
4 | C | E |
5 | D | E |
解答解説
正答は4番です。
紫外可視吸収スペクトルは、共役が大きいほど吸収極大λmaxの波長は長波長側へシフトします。共役は二重結合と単結合が交互に繋がっている状態を表します。
一番共役が長い(λmaxが大きい)のはCです。ビタミンA1(レチノール)です。
BとEは、どちらも二重結合が2つです。Eは二重結合-単結合-単結合-二重結合と共役構造になっていないことから、一番共役が短い(λmaxが小さい)化合物です。
参考資料
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紫外可視吸収と有機化合物の構造との関係
www.an.shimadzu.co.jp