平成25年度 問17

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2種のビニルモノマー(M1とM2)間のラジカル共重合における下記の成長反応(1)~(4)の成長速度定数をそれぞれk11、k12、k21、k22とする。重合初期に得られる共重合体組成(d[M1]/d[M2])は、仕込みモノマー組成([M1]/[M2])とモノマー反応性比(r1=k11/k12、r2=k22/k21)を用いて式(5)で表される。ただし、[M1]、[M2]はモノマー濃度である。

下図の共重合組成曲線のうち、曲線Cは、仕込みモノマー組成([M1]/[M2])が非常に小さい(グラフの左端寄り)ときは共重合体組成(d[M1]/d[M2])が仕込みモノマー組成より大きく、逆に仕込みモノマー組成([M1]/[M2])が非常に大きい(グラフ右端寄り)ときは共重合体組成が仕込みモノマー組成より小さいことを示しており、式(5)を近似すればr1<1、r2<1であることがわかる。
曲線Aの場合のモノマー反応性比として適切なものはどれか。



解答解説

正答は1番です。

2024年3月10日