蒸留に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 理論段数が無限大のとき、目的とする分離効果を得るために必要な還流比を最小還流比という。
- 連続蒸留塔の原料供給段より上方を濃縮部といい、下方を回収部という。
- 濃縮部操作線は還流比により勾配が変化する。
- 2成分系の気液平衡を表すx-y線図は、一般的に高沸点成分に着目し、その液組成をx、蒸気組成をyとして高沸点成分のモル分率又はモル%を用いる。
- Raoultの法則が成立する系での相対揮発度(比揮発度)は各成分の純液体の飽和蒸気圧の比で表され、温度だけの関数で、組成や全圧には関係がない。
解答解説
正答は4番です。