無機材料の中で電子機能や光機能の材料機能を持ったものが数多く開発されている。次の効果又は性質の名称と応用例の組合せのうち、誤っているものはどれか。
- 熱電効果・体温利用腕時計バッテリー
- 圧電効果・圧電アクチュエータ
- 焦電性・赤外線センサー
- マイスナー効果・超音波探傷機
- PTC(Positive Temperature Coefficient)効果・ヒータ材料
解答解説
正答は4番です。
マイスナー効果は、超伝導体が磁力線を通さない(磁場を完全に排除する)現象です。これは超伝導状態を特徴づける基本的な性質の一つです。マイスナー効果の主な応用例としては、超伝導磁気浮上や強力な磁場を発生させる超伝導マグネットなどが挙げられます。
熱電効果と圧電効果は、それぞれ熱や圧力を電気に変換する機構です。
PTC効果は、ある温度以上で電気抵抗が低下する性質です。この性質を利用した材料自身が温度制御性を有するPTCヒーターがあります。
焦電性は焦電効果示すものです。焦電効果とは、温度変化によって物質の分極が変化し、電荷が発生する現象です。焦電性を利用したセンサーはパイロセンサーと呼ばれます。
参考資料
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超伝導のはなし
www.eee.kagoshima-u.ac.jp
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とっても賢い!PTCヒーター
www.sunmax.co.jp
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熱電発電技術と応用製品
www.komatsu.jp
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圧電(ピエゾ)素子とは?圧力をかけるとどうなるの?
www.matsusada.co.jp
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焦電型赤外線センサについて
www.nicera.co.jp