平成23年度 問25

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日本のソーダ工業に関する次の記述のうち、下線部分のうち、不適切なものはどれか。

 ソーダ工業は、塩を原料に、幅広い産業分野の原料・副原料、反応剤などに使われる化学薬品を製造する工業で、基礎素材産業の1つである。日本におけるソーダ工業は、塩水を電気分解して、1か性ソーダ(NaOH)2塩素3塩化水素を製造する「電解ソーダ工業」と、同じく塩を原料に、4炭酸ガス5アンモニアガスを反応させてソーダ灰を製造する「ソーダ灰工業」とから成り立っている。
 電解ソーダ工業の特徴は、塩水の電気分解によって、1か性ソーダ(NaOH)2塩素3塩化水素という全く性質の異なる製品が、常に一定の比率で製造されること、特に、需要分野の違う、1か性ソーダ(NaOH)2塩素、両製品の需給バランスを常に考慮しながら操業することから、別名「バランス産業」とも言われている。さらに、電解ソーダ工業の主要な原料である塩と電気において、塩がすべて海外から輸入されること及び、電力が、製造コストの約3割を占めることも特徴の1つである。



解答解説

正答は3番です。

2024年3月9日