平成29年度 問12

潤滑油に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

  1. 潤滑油は石油系と非石油系に分類されるが、石油系が多く使用されている。
  2. 石油系潤滑油はその成分により、パラフィン系とナフテン系に分けられる。
  3. パラフィン系潤滑油には、電気絶縁油や冷凍機油が含まれる。
  4. 非石油系潤滑油には、合成潤滑油と動植物油がある。
  5. 合成潤滑油には、ポリ-α-オレフィン(PAO)やエステル類などがある。

解答解説

正答は3番です。

電気絶縁油や冷凍機油などは基油自体に低温性能が求められます。そのため潤滑油の基油としてナフテン系基油用いられます。ナフテン系はパラフィン系よりも流動点が低いため低温領域でも使用できます。

潤滑油の基油は入手性やコストの面から石油系潤滑油基油が多く使用されています。

参考資料

第2編第2章第1節 総説|石油便覧-ENEOS
潤滑油の概念

www.eneos.co.jp

パラフィン系基油とナフテン系基油の相違について
パラフィン系基油とナフテン系基油の相違について

www.jalos.jp

2024年3月10日 広告

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