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付加価値ファースト　〜常識を壊す旭鉄工の経営～ 単行本（ソフトカバー） – 2024/1/6

4.7 5つ星のうち4.7 38個の評価
すべての形式と版を表示
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「変革に必要なのはIT人材ではなく、経営者がDX人材になることだ」
トヨタの教えを実践で叩き上げた経営の仕組みを全公開

「収益性が低く、事業を将来も継続していけるか不安だ」
「新しい取り組みに着手しようにも社内の抵抗が大きい」
「環境への配慮が必要だが、コストを掛ける余裕がない」

そんな会社を経営経験ゼロから変えていき、収益を10億円改善しつつ、CO2排出量を21%削減できた秘密とは？

・変革に必要なのはIT人材ではなく、経営者がDX人材になること
・「見ザル」「言わザル」「使わザル」改善を阻む“三ザル”をなくす
・ChatGPTとカイゼンの上位概念「イマドキフキソカチ」でカイゼンを民主化
・売上が増えても利益は増えない、限られた売上高でも生き残るようにする
・社長自らSlackで発信、挑戦や情報共有がしやすい風土をつくる
・利益を増やしてCO2を減らす“儲かるカーボンニュートラル”を実現
・自社のDXの成果をサービス化、会社の枠を越えてノウハウを共有

トヨタ自動車での18年間にわたる車両開発で培われたエンジニアリングセンス、トヨタ生産方式の知識、現地現物を大事にする姿勢の3つを融合させ、実践で叩き上げた斬新な経営ノウハウを全公開。

（こんな方におすすめ）
・企業変革の活きたノウハウを知りたい方
・DXを実現したい方
・改善の回し方を知りたい方
・カーボンニュートラル推進の方法を知りたい方

（目次）
■第1章 会社の変革にあたり持つべき3つの視点
　付加価値ファースト
　困難を突破する覚悟を持つ
　とにかくやってみる
■第2章 見える化すべきは数値ではなく問題
　問題がないのではなく、見えてないだけ
　24時間365日データを自動収集し、問題を見える化する仕組みをつくる
　データ収集にあたっての考え方
■第3章 儲かるカイゼンの仕組み
　経営と現場のカイゼンをつなげる
　データでカイゼンの切り口を探す
■第4章 挑戦する風土への変革
　風土を改革するのは仕組みではなく行動
　付加価値ファースト
　失敗を恐れずやってみる
　ほめる・楽しくやる
　情報・ノウハウを共有する
■第5章 カイゼンの民主化
　カイゼンのナレッジマネジメント
　カイゼン人材を育成する組織をつくる
　ChatGPTでカイゼンの民主化を推し進める
■第6章 限量経営のための原価管理と利益管理
　生き残りをかけた限量経営
　原価を正確に把握し低減をおこなう
　適切な売価を設定する
　さらなる付加価値の見える化と追求
■7章 儲かるカーボンニュートラルの秘密
　コストをかけずムダの排除でCO2排出量を低減
　ムダを見える化する
　待機電力の削減
　停止電力の削減
　正味電力の削減
　その他電力の削減
　電力削減を進める仕組みと成果
■第8章 自社のツールとノウハウの外販
　DXサービスをつくる
　カイゼンをKaaSとしてサービス化
■第9章 さらなる付加価値の追求と創造
　経営指標から社会インフラへと広がるIoTデータの可能性
　製造IoTデータの他領域での活用の可能性
　経営のアルゴリズム化
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  1. 本の長さ
    368ページ
  2. 言語
    日本語
  3. 出版社
    技術評論社
  4. 発売日
    2024/1/6
  5. 寸法
    18.8 x 12.8 x 2.2 cm
  6. ISBN-10
    4297138913
  7. ISBN-13
    978-4297138912
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経営経験ゼロ、ITの知識もない、IT人材もいない――それなのにDXを実現できた秘密とは？

付加価値 DX デジタルトランスフォーメーション DX人材 IT人材 データドリブン IoT トヨタ カイゼン 改善 SX ChatGPT カーボンニュートラル

商品の説明

著者について

●木村 哲也（きむら てつや）

旭鉄工株式会社 代表取締役社長。i Smart Technologies株式会社 代表取締役社長 CEO。
1992年東京大学大学院工学系修士修了、トヨタ自動車に21年勤務。おもに車両運動性能の開発に従事後、生産調査室でトヨタ生産方式を学び2013年旭鉄工に転籍。製造現場はもちろん、経理、営業でもIoTデータを活用する体制を構築し、労務費を年4億節減するなどで損益分岐点を29億円下げ、同じ売上高で利益を10億円上乗せ。電力分CO2排出量もすでに26％低減など大きな成果を上げる。
「旭鉄工の成功ノウハウを他社でも役立てたい」と「i Smart Technologies株式会社」を設立し、IoTモニタリング、データ分析、改善指導までトータルで生産性向上を実現するKaaS（Kaizen as a Service）を全国展開。その実績が評価され、2018年に経済産業省主催「第7回 ものづくり日本大賞 特別賞」を受賞するなど受賞歴多数。これまで数百回の講演、100社以上の改善指導実績あり。
著書に『Small Factory 4.0　～第四次「町工場」革命を目指せ！』（三恵社）がある。日本デジタルトランスフォーメーション推進協会アドバイザー。

【ホームページ】http://www.asahi-tekko.co.jp/、https://www.istc.co.jp/
【X】https://twitter.com/tetsusw20
【Facebook】https://www.facebook.com/tetsuya.kimura.12

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 技術評論社 (2024/1/6)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2024/1/6
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本（ソフトカバー） ‏ : ‎ 368ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4297138913
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4297138912
  • 寸法 ‏ : ‎ 18.8 x 12.8 x 2.2 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.7 5つ星のうち4.7 38個の評価

著者について

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DXは目的ではなく手段のひとつ
5 星
DXは目的ではなく手段のひとつ
付加価値ファースト言われた仕事プラスαと言われるαの部分仕事の大半は型で乗り切れるしかしプラスαというのは一人ひとりの生い立ちや学びそう言った多様性から個々人の価値提供にあたるものそのプラスαって視座がある人からすれば付加価値と感じるしない人から見ればあってもなくてもという事象本書は実践的な事例を通じてDXの手段だけでなくそこから生まれる組織作り　企業文化醸成といった組織に新陳代謝へつなげた内容であり多様な価値にどこまで目を配り社員一人ひとりの良さに気がつけるかそして認めお互いに支え愛できるかそれがマネジメントに求められる人間力と思います。DXは目的じゃない手段を支える本としてとてもスイスイ読破できました！多くの方参考書として届きはたらく一人ひとりが毎日ワクワク働けるような傍を楽にする　はたらく　で笑顔に包まれる営みになればと思います！
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503
5つ星のうち5.0 THE KAIZEN
2024年2月23日に日本でレビュー済み
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見ザル」「言わザル」「使わザル」改善を阻む
現場目線の改善内容がとても良くわかりやすいです。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
 レポート
Amazon カスタマー
5つ星のうち5.0 実践的なヒントあふれる必読の一冊
2024年2月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
経営者がDX人材になるための「3つの視点」と「3つの手段」について、実体験に基づき、大変分かりやすく解説されている。
よくあるDXの教本的な内容ではなく、極めて具体的で実践的な「明日から取り組みたくなる」ヒントにあふれており、製造業だけでなく、あらゆる業種のビジネスパーソンに参考となる内容。あらゆる業種で人手不足が叫ばれ、生産性向上が大きな課題となっている中で、これほど取り組みの参考となる実践的な本はないのでは。
著者の熱い想いが読むほどに心に刺さり、あっという間に読んでしまいました。必読です。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
 レポート
螺旋巻鳥
5つ星のうち5.0 付加価値を高めるための考え方と手法を学べる
2024年2月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
製造業が付加価値を高めようとしたとき、どういう視点で何を考えればよいか、実際にどういったことに取り組めばよいのかを学べる内容である。
実際の取り組み例が多々掲載されており、リアリティにあふれる。

取引先からの要求に応えるだけではない付加価値を創造したいという人にはオススメだ。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
 レポート
Amazon カスタマー
5つ星のうち5.0 DXは目的ではなく手段のひとつ
2024年1月7日に日本でレビュー済み
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付加価値ファースト

言われた仕事プラスα
と言われるαの部分

仕事の大半は型で乗り切れる
しかし
プラスαというのは
一人ひとりの生い立ちや学び
そう言った多様性から
個々人の価値提供にあたるもの

そのプラスαって
視座がある人からすれば
付加価値と感じるし
ない人から見れば
あってもなくても
という事象

本書は
実践的な事例を通じて
DXの手段だけでなくそこから生まれる
組織作り　企業文化醸成といった
組織に新陳代謝へつなげた内容であり

多様な価値にどこまで目を配り
社員一人ひとりの良さに気がつけるか
そして認めお互いに支え愛できるか
それがマネジメントに求められる
人間力と思います。

DXは目的じゃない
手段を支える本として
とてもスイスイ読破できました！

多くの方参考書として届き
はたらく一人ひとりが毎日ワクワク働けるような
傍を楽にする　はたらく　で
笑顔に包まれる営みになればと思います！
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5つ星のうち5.0 DXは目的ではなく手段のひとつ
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付加価値ファースト

言われた仕事プラスα
と言われるαの部分

仕事の大半は型で乗り切れる
しかし
プラスαというのは
一人ひとりの生い立ちや学び
そう言った多様性から
個々人の価値提供にあたるもの

そのプラスαって
視座がある人からすれば
付加価値と感じるし
ない人から見れば
あってもなくても
という事象

本書は
実践的な事例を通じて
DXの手段だけでなくそこから生まれる
組織作り　企業文化醸成といった
組織に新陳代謝へつなげた内容であり

多様な価値にどこまで目を配り
社員一人ひとりの良さに気がつけるか
そして認めお互いに支え愛できるか
それがマネジメントに求められる
人間力と思います。

DXは目的じゃない
手段を支える本として
とてもスイスイ読破できました！

多くの方参考書として届き
はたらく一人ひとりが毎日ワクワク働けるような
傍を楽にする　はたらく　で
笑顔に包まれる営みになればと思います！
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5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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5つ星のうち5.0 仕事のヒントをもらえるかも！？
2024年2月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
どうやって、工場の付加価値（生産性）をあげていくか
小学生でもわかるようにわかりやすく書かれています。
工場の風土改革についても書かれています。

そして帯に大きく書いてありました。
「人と違うからうまくいく」
「普通じゃ面白くない」
「堅実に、地道に、しっかり、慎重に、なんて聞きたくない」
「大胆な夢のあるアイデアが聞きたい。」

製造業のDX担当者や、若きリーダーに特にオススメします！！
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
 レポート
金子幹雄
5つ星のうち5.0 ノーハウがあるほどカイゼンが難しい
2024年2月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
現地現物のトヨタ生産方式による改善事例。
「ノーハウがあるほどカイゼンが難しい」が心に沁みる。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
 レポート
小松　靖直
5つ星のうち5.0 現場から語られるDXの真髄！
2024年1月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
IPAのDX白書2023のサブタイトルで、「進まない『トランスファー』」と書かれており、これだけ政府や地方自治体の予算でDXセミナーが全国津々浦々で開かれているのにとの感想を持っていた。また事あるごとに、事例とりわけ失敗事例を紹介してもらえると良いのにとの声も聞かれるようになっている。
　今回の木村社長の本には、DXの定義やらデジタルの進展の歴史と言った教科書的な記述はなく、ただただ現場と向き合ってきた経営者の目・口・耳を通じたポイントが書かれ、その簡潔な解説が記載されている。他のどのDX本よりも、中小企業経営者にとって知りたかったDXのエッセンスがここにある。
　ダイジェストをここに書き出すよりも何よりも、自身で手に取ってパラパラとめくり出せば、自身の現場の課題に思い至るように思われる。
現場に立つ限り、「ＤＸ」が何かを知ることよりも、「付加価値」を生み出すことが宿命づけられているのだから。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
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Inoo Tanaka / 田中猪夫
5つ星のうち4.0 価値の創造主から付加価値の創造主へ！
2024年2月5日に日本でレビュー済み
まず最初に、価値ではなく付加価値？とタイトルに違和感をもったが、著者の経歴を見ると、トヨタ自動車の設計部門から生産調査部に移っているからなのだろう。トヨタ自動車の利益構造を定式化すると次のようになる。

利益＝TPDS（コアコンピタンス）＋TPS（付加価値）

　TPDS（Toyota Products Development System）とはトヨタ自動車の製品企画の生み出す新しい価値の創造だ。これで利益の90％以上が稼ぎ出されている。TPS（Toyota Production System）はトヨタ生産方式で、量産時の改善によって利益を生み出す。したがって、設計部門の経験からなら、TPDSからの価値の創造を語ることになり、電動化に変化する中での新製品を生み出す話になる。TPSとなると、確かに付加価値を語ることになるが、よくある普遍化しにくい現場の話だという先入観が湧いてしまう。

　本書を読み進めるうちに、その疑問は解けていく。旭鉄工とはトヨタ系一次サプライヤーで、筆者は養子として経営者となった。旭鉄工は赤字体質で、新しいことに取り組むことが嫌いで、将来に対するビジョンはない。しかし、環境は人口減少など、国内自動車市場はシュリンクするばかり。さらには電動化への変化は避けられない。にも関わらず、社内には危機意識からの行動は一切存在しない。よくある中小企業だ。

　筆者の経歴は、車両開発エンジニアからTPSを守る生産調査部に3年勤めていたため、このような旭鉄工の実情を見逃すことができなかった。しかし、一次サプライヤーではあるが、下請けであることに変わりはなく、従来の商品の延長線上のサービスや売上拡大には自由度がない。そこへ付加価値を高めることに徹したのである。仕事のやり方への変革だ。人は変化を嫌う。変革を嫌ったある従業員からは、靴箱に刃物を入れらたという。

　カイゼン（「改善」は問題を修正し良くすること、「カイゼン」はすでにうまくいっていることを良くする）にはIoTを使う。IT企業のIoTの使い方ではなく、例外管理（異常管理）をビルトインしているところなどTPSらしい。　一つ一つのカイゼン事項はここでは列挙しないが、本書には人の意識を変え、カイゼンを定着化させたプロセスが綴られている。

　豊田市の248号線の東側のTPDSと西側のTPSが完全に分離しているのがトヨタ自動車だ。TPDSの人はTPSができるが、TPSの人はTPDSを行うことは難しい。本書にも記されているが、技術部での車両開発の方がずっと楽しかったとあり、東日本大震災で南相馬の協力会社にTPSをビルトインしたことからカイゼンが楽しくなったとある。
　この図式は、陣屋旅館をITで蘇らせたホンダのエンジニアであった宮﨑富夫さんを思い出す。結果的に、宮崎さんは旅館経営を奥さんに任せることになる。

　車両開発をTPDSで推進するチーフエンジニア（主査）は「価値の創造主」と呼ばれている。ならば、TPSとIoTを組み合わせてカタチにした「iXacs」を生み出したチーフエンジニアを「付加価値の創造主」と呼んでもいいのではないだろうか。いずれ「iXacs」の事例を集めた書籍が発売される日を楽しみにしている。
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